2011/06/04

しびれた。宝山

6月になりました。
今月は、引越し祭り。
家も、事務所もお引越し。
梅雨明けと同時に、新生活スタートの予定☆
ふふ。














事務所の本棚を整理していて、久しぶりに
前の仕事で使っていた資料本たちを手にとった。
大量にあった本をこれまでも何度も整理して、
手元に残っているものたちだから、今回の引越しでも手放す気にはならず
次の事務所にも持っていくことに。

いまの私が読んだら、昔とまったく違うキーワードを拾うにちがいない。
ジャンルやアプローチは違っても本質を語っている本は、
そう思わせる奥行きがあって懐がおおきいなぁ。

で、これは手放してたまるかと思ったのが
鹿児島・西酒造が作った「宝山」のコンセプトブック。






















まぁもう、酒呑みならおなじみの本格焼酎
「富乃宝山」なんかの宝山シリーズとか 「天使の誘惑」とかね。
この蔵元の 西酒造さんが作った“メッセージ本”といえばいいかな・・。

私は直接西酒造さんにうかがったことはなく、
昔、友達の料理人さんにお願いして、いただいたもの。

この中に書いてある言葉が、
改めて心に染みこんだ。















「狩猟は、今を手にとる。 農耕は、未来を感じとる。」















「命にふれることは、命だけに許される」



「天から降る雨、人から流れる汗が染みこんだ
豊かな大地から、旨さは生まれてくる。
焼酎を造ることは、農業なんだ。」

「効率を求める歴史の中で
埋もれていった芋もある。
しかし、大地の生命力が宿る芋には
どんな品種にも人を酔わせる
持ち味があるはず。そう信じ、
ひとつひとつ、芋を掘りおこす。」

「神のルールブックを知る人たちとつくる。 宝山。」


ひと文字ひと文字に心が奮える。
言葉が想いで満タンなかんじ。
しびれた。

職人は日本の宝。
いつまでも彼らがいい仕事ができる
豊かな自然が、守られますように。

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